XMの口座開設でマイナンバー(納税者番号)の提供は必須！？

XM(XMTRADING)ではリアル口座を開設した際にマイナンバー(XMでは納税者番号とも呼びます)の入力を求められることがありますが、必ず提出しなくてはならないのでしょうか。

日本のFX業者ではマイナンバーの提出が義務化されていて、マイナンバーを提出しないと取引口座を開けません。では、海外のFX業者であるXM(XMTRADING)ではどうなのか、その真相を調べてみました。

XMではマイナンバーを提出しなくても大丈夫！

XMのリアル口座開設を行い口座の有効化(必要書類の提出)へ進もうとすると、「追加情報が必要です」というページが表示され、マイナンバーを持っているかを問われます。

共通報告様式（CRS）

共通報告様式（Common Reporting Standard CRS）に準拠すべく、XMは取引口座を保有しているすべてのお客様から追加情報をいただく必要がございます。

XMの会員ページ

「追加情報をいただく必要がございます。」と書かれているため、まるでマイナンバーを必ず提出しなくてはならない印象を受けてしまいますが、実はXMではマイナンバーの提出は義務化されておらず、あくまでも任意となっています。

キプロスの金融ライセンスのもと運営されているグローバル版のXM「XM.com」では、EUの規制に則り納税者番号の提出を義務化しています。その一方で、日本人向けのXMTRADINGはセーシェルという国で運営されていて、セーシェルの金融事業を管理しているセーシェル金融庁は納税者番号の提出を義務化していないのです。

マイナンバーを持っていない場合は「いいえ」を選んで【送信】ボタンを押しましょう。マイナンバーを持っているものの後で提出したい場合は【後で知らせる】ボタンを押しましょう。

マイナンバーを提出しないとどうなる？

XMでマイナンバーを提出しないとなにか不都合が生じるのでしょうか？

結論からいってしまうと、マイナンバーを提出しなくても取引や入出金において制限を受けることは全くなく、サービス内容が変わることもありません。

また、マイナンバーを提出していないことが原因で税務署から税務調査される心配もありません。きちんと納税してさえいれば、脱税にもなりませんし違法にもなりませんのでご安心ください。

提出するメリットもデメリットもないのですから、不用に個人情報を提供しないほうが良いのではと筆者は考えます。

身分証明書と住所証明書の提出(口座有効化)は必須

マイナンバーの提出は任意ですが、身分証明書と住所証明書は必ず提出しなくてはなりません。口座開設時の個人情報の入力だけだとXM側はその信ぴょう性を確かめることができないので、情報を裏付ける証拠として2点の書類をアップロードするのです。

XMでは、身分証明書と住所証明書を提出を「口座の有効化」と呼んでいて、口座の有効化を済ませないと取引を初めることすらできません。

口座の有効化のやり方や、その際に用意すべき書類についてはコチラ▼の記事をお読みください。

口座有効化の書類としてマイナンバーを提出することはできる

口座の有効化の書類としてマイナンバーカードやマイナンバー通知カードを提出することはできます。

マイナンバーカードは身分証明書・住所確認書として使える

マイナンバーカードには顔写真や氏名、生年月日、住所などが網羅的に記載されていることから、身分証明書としても住所確認書としても提出できます。

ただし、身分証明書と住所証明書の両方を兼ねることはできず、身分証明書としてマイナンバーカード＋住所確認書、もしくは身分証明書＋住所確認書としてマイナンバーカードの組み合わせで提出することになります。

マイナンバー通知カードは住所確認書として使える

マイナンバー通知カードは住所確認書として使えます。身分証明書としては使えません。

身分証明書は公共料金の請求書もしくは領収書、固定電話・携帯電話の請求書もしくは領収書、住民票、印鑑証明書などが該当して、原則として発行から6ヶ月以内のものを提出しなくてはなりません。

ただし、マイナンバー通知カードは発行から6ヶ月以上経っていても受け付けられます。

マイナンバーカード、健康保険証、運転免許証も発行から6ヶ月以上経っていても有効期限内であれば住所確認書として提出可能です。